コギオヤ diary

折り返しの人生模索中

実家の平和を守る

今日は父の通院に付きそいました。

「9時半にお迎えの車が来るから、

  ちょっと早めに来てね。」

と、言われていたので、

9時過ぎに着くように家を出ました。

 

実家に着くと、家には誰もいなくて、

父がひとりで座っていました。

「ついさっき、

  ふたりでバーちゃんの病院へ 

  行ったよ。」

「鍵は預かってる?」

「ここにあるよ。」

弟は父の事を

『目が離せない。』

と、言いますが、私に対しては

しっかりしているんだよねぇ。

 

15分になったので、

「少し早いけど、慌てたくないし、

  外で待っていようか。」

と、父を玄関先に座らせ、

戸締まりをして、迎えの車を待ちます。

 

5分前には来ると言っていたのに、

来ないなぁ。

30分を過ぎても  来ないなぁ。

40分を過ぎても  来ないなぁ。

 

『予約の日時、間違えてない?』

弟に連絡していると、

お迎えがきました。

 

『車に乗り込むにも介助が必要。』

と、聞いていたのに

私が「お迎え、今来たよ。」

と、メールしている間に

自分でさっさと乗り込みます。

 

病院での受け答えもしっかりしていて、

私の方が日常生活など聞かれて

「ピンチヒッターなもので……」

と、あたふたしました。

 

弟から、

「ここの病院に転院して

 同じ薬を処方してもらっているのに、

 効かないと言っているから確認して。」

と、言われていたので、

「3種類いただいているなかで、

 青い薬が付けても

   痒みが収まらないと

 言っています。」

と、言うと、

「青い薬……」

と、怪訝そう。

看護師さんが、処方薬を

持ってきてくださったのだけれど、

確かに青い薬はない。

 

「お父さん、どれが効かないの?」

と、聞くと

「これが効かないんですよ。」

と、ポケットからチューブを出しました。

「お父さん、持ってきたの?偉ーい。」

 

お医者さんに見ていただくと、

それは、保湿剤でした。

「これは効かないですね。」

と、みんなで大笑い。

一件落着。

 

でも、もし私が、毎日介護していたら、

このエピソードを笑えるだろうか?

毎日いっぱいいっぱいで

暮らしていたら、

「これは効くわけないわー。」

と、笑うより、

「なんでこんなこともわからないの?」

と、頭にきたに違いない。

弟たちもそうなのかもしれない。

 

少しでも、弟たちの

負担を減らしてあげられるのは私。

行動をとるときが来たのだ。

姉弟協力して、介護を乗りきろうと、

改めて思いました。

 

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「実家の平和は

 お母さんの肩にかかっています。」

そうだね。