コギオヤ diary

折り返しの人生模索中

後悔しないように2

従姉妹が亡くなって、私は

人間関係を見直している所です。

 

母が亡くなったとき、

後悔で苦しみました。

父が亡くなったときも

やりきれない思いをしました。

(母の時の教訓を生かせていない)

 

姉に同じ思いをするわけにはいきません。

姉とはずっといい関係です。

たまに会ったり、ランチをしたり。

でも、今までは私が

仕事で忙しかったし、

今は姉が、孫育てで忙しく、

なかなか時間をとることが出来ません。

これは、強制的に

「この日はみっちとお泊まりです。」

というのが良いかも。

 

早速メールをしました。

「たまにはゆっくり温泉にでも行かない?」

「急にどうしたの?」

「この間、Yちゃんが亡くなったでしょ、

  Eちゃんがすごく後悔しててね、

  私も、今のうちに

  お姉ちゃんと、仲良くしておこうと。」

「私、まだ、死なないよ。」

「私が先かもしれんよ。」

「うーん、……どこに行く?」

「うん、又調べておくわ。

  私としては、なばなの里へ行って、

  長島温泉とか、どうかなと……」

私の『後悔のない人間関係』

動き出しました。


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平安寺

私のお遍路西美濃編22 平安寺

平安寺は応徳年間に

白河法皇が谷汲山に行く途中で

御病気になられ

弓削寺で湯治されたのを記念し

大般若経六百巻を写経、奉納した

平安殿が元になっています。

と、弓削寺に伝えられています。

自分の所の社伝ではなく、

隣のお寺の社伝に伝えられているなんて、

ちょっと悔しい。

まるで、魏志倭人伝の様です。


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お堂は、小さな丘の上にありました。

登っていくと、チリン、チリンと

涼やかな音がします。

手水舎にも、小さなお堂にも

鐘突堂にも、たくさんの風鈴が

下っていました。


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残念ながら、本堂に

書き置きの御朱印が置かれ、

風鈴の意味などを書かれたものもなく

水子供養かな?と、推察するも

はっきりせず、残念でした。


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とてもきれいな塔もありました。

風鈴の音の中で、

夢を見ているような空間でした。

                 

 

 

 

弓削寺

私のお遍路西美濃編21 弓削寺

このお寺は弘任八年

天台宗の開祖最澄が、

美濃安八に来たとき

池田山に連日紫雲がたなびくのを見て、

不思議に思いこの場所を訪れた。

すると湯気の出ている所に温泉を見つけ、

錫杖を差し入れて探ったら、

突然馬頭観音菩薩が湧出し

この観音様を安置するために

草庵を結んだのが元になっています。


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偉いお坊さんの最澄が、

温泉を見つけて、

棒でつついてみるなんて、

想像すると、笑ってしまいますね。

小学男子か?!

 

実際には、紫雲を見た時にはすでに、

仏の掲示を感じていらしたのでしょうが、

ついつい、水溜まりをつつく

小学男子と、重なってしまいます。


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私は、西美濃三十三霊場を巡っているのですが

今、巡っている地方は、

禅寺が多いです。

禅寺の修行は

とても厳しいと聞きます。

知人の息子さんも、

「行ったけれど、

 体調不良になるほど厳しくて、

 今回は完了出来なかった。」

そうです。

 

後悔しないように

去年、従姉妹が亡くなって、

その子の妹のEちゃんが

とても苦しんでいることを知りました。

Eちゃんは私に

「できる限りの事はした。」とも

「何かもっと出来ただろうか。」

とも何度も言いました。

 

できる限りの事はしたのです。

それでもなお後悔している彼女が

とても痛々しかった。

 

そして、私も後悔しないようにしよう。

と、思いました。

思っていたら、近所の奥さんに会いました。

彼女は私の長男のりちゃんの同級生の

ママでもあります。

 

息子さんが巣立ち、

長い間お母さんの介護をしていました。

いつもお母さんの車イスを

押しているのを見かけていましたが、

最近はぜんぜん見ていないことに

気が付きました。

「お母さん、どうしてみえるの?」

「あぁ、亡くなったわ。」

「そうなの。悪いことでしたね。」

 

家に帰り、

改めて出かける用意をしていると、

のりちゃんに声をかけられました。

「どこか、行くの?」

「うん、Y君のおばあちゃん、

  亡くなったんやて。

  お花持って行こうと思って。」

「どこの花屋に行くの?」

「Nさんとこ。」

「ひなちゃん、今パートに行ってるけど、

  乗せてってあげようか?」

「じゃあ、お願い。」

ひなちゃん(のりちゃんのお嫁さん)は

お花屋さんでパートをしています。

立派な花束を作ってもらって

持っていくと、

ものすごく喜んでくれました。

あれやこれやと会話が弾み、

「もう、泊まっていってよ。」

とまで、言ってくれました。

お互いに仕事も一線を退き、

自分の時間も増えてきました。

旧交を温め、

改めて育んでいけたらと思います。

 


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瑞巌寺

私のお遍路西美濃編20 瑞巌寺

瑞巌寺行基が建てたお寺で、

臨済宗、禅寺です。


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山門をくぐると

ご住職が、薪を片付けておられました。

「お参りさせてください。」

と、声をお掛けすると、

「どうぞ、どうぞ、参って下さい。」

と、温かく迎えていただきました。


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今までも、何ヵ所かの

禅寺を訪れましたが、

本堂の中でゆっくりお参りを

させていただいたのは初めてです。

私の実家も婚家も浄土真宗

お堂の形から違います。

中は、広々としていて 

明日が座禅会との事で、

座禅用の座布団がたくさん並べてあり

今にも修行が始まりそうな雰囲気でした。


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先日YouTubeで見た、

禅寺の修行の様子が重なって、

感慨深いものがありました。

 

 

 

金剛寺

私のお遍路西美濃編19 金剛寺

 

昔立木多満と言う人が胸を患い

四国八十八ヵ所を徒歩でお参りしたら、

病が治った為、

弘法大師に感謝して、

ここにお寺を建てたそうです。


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開創は昭和二十二年ということで、

そんなに昔でもないんだなぁと言う感じです。

そういえばお寺の名前は金剛寺

弘法大師遍昭金剛ともよばれます。

だから金剛寺なのね。

お寺につくと

読経の声が聞こえてきました。

中でなにかやっているのでしょうか?

もし、法事などしているのなら、

じゃまをしてはいけません。

でも、折角来たのです。

お参りをして、御朱印もいただきたいなぁ。

うろうろしていると、

いつもお参りをしています風の奥さまが

「どうしたの?」

声をかけて下さいました。

「どなたかが、

ご祈祷をされているけれど、

中に入っても良いですよ。」

と、言ってくださり、

図々しいとは思いましたが、

中に入って、

後ろでお参りをさせていただきました。

先客のご祈祷が終わってから、

御朱印も頂けて本当に嬉しかったです。


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とってもかわいい香炉がありました。

 

 

シナモロール電車

横蔵寺に行った日、

見たい、見たいと思いつつ、

なかなか見ることが出来なかった

シナモロール電車が、ホームに入ってきました。

テンション爆上がりです。

でも、置いていかれるといけないので、

一枚だけ写真を撮って乗り込みました。


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中ものドアにもシナモロール


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横蔵寺に行くには

この電車で終点まで行きます。

終点では、折り返し運転のため、

少し長く停車しました。

なのでいっぱい写真をとりました。


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とっても嬉しかったです。

後日友人に

「キティちゃんじゃ無いところが

 養老鉄道のヘタレな所だよね。」

と、言ったら、

「キティちゃんは、もうやったの。」

知らないでバカにしてどうもすみません。

 

横蔵寺


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私のお遍路西美濃編18

横蔵寺はミイラで有名です。

ここにあるのは妙心法師の即身仏で、

平和や人々の安寧を命を捨てて祈って

死して後も祈り続けている仏様です。

私が子供の頃は

触ることも出来ましたが、

今は宝物殿のガラスケースの中に安置されています。


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立派な三重塔もありました。

そして、横蔵は私の母が

少女時代を過ごした地です。

母は貧しい子沢山の家に

二女として産まれ

口減らしにと遠縁の家に

養女にやられました。

「昔はそういうことも多かったんだよ。」

ドラマのように裕福な家に

もらわれたのではなく、

田舎の機械化の進んでいない

農家の働き手として、

そして、その家の寝たきりのおばあさんの

世話役として行かされたのでした。

母はそこで大変ながら

可愛がられもし

多感な少女時代を送ったのでした。

 

横蔵は山間に小さな集落の点在する

とても美しい場所でした。

山にはひとかかえもあるような木が

何百本と立ち並び、

空気はきれいで、

心も体も浄化されるのを感じます。


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母はこの場所のことを

けしてネガティブに話したことは

ありませんでしたが、

日陰の寒さに、夜露の湿気に

人知れず泣くこともあっただろうなぁ。

と、思ったのでした。

 

仁王門には今、大きな藁草履だけが飾られています。

昔は仁王さまが両側に立っていらしたのですが。

今は仁王さまも宝物殿の中に安置されています。


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私の背丈ほどもある、この草履は、

鬼などの悪いものが来たときに、

うちにはこんなに大きい草履をはくほどの

大男が居るんだよ!

(強いんだよ!悪さは諦めて帰りなさい)

と、いう意味です。

 

 

 

 

横蔵寺

私のお遍路西美濃編18

『両界山 横蔵寺』は

801年に最澄によって建てられました。

たくさんの国宝があるため、

美濃の正倉院と呼ばれています。


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そして、なんと言っても

妙心法師の舎利仏、ミイラがあるのです。

 

そこへ行くには先ず、養老鉄道

終点、『揖斐』まで行き、

そこからはバスで終点までです。

そして、そのバスは、朝二本、

午後二本しかありません。

乗り遅れたら歩く。

決死の覚悟です。

 

もしかして仕返し?

昨日、アレクサに

年より扱いをされて激怒した私ですが、

今日も性懲りもなく頼みます。

今日は昨日とは違う頼み方をします。

「アレクサ、いい感じの曲かけて。」

「あなたに

  おすすめのポップスをかけます。」

よしよし、何をかけてくれるのかなぁ?

 

……かかったのは洋楽でした。

私はほとんど洋楽は聞きません。

この曲も聞いたこともありません。

「アレクサ、この曲は  何て言う曲?」

ブルーノ・マーズ

  Jast the way you areです。」

とのことです。

 

音楽と詞どちらをより楽しめるか?

私は音楽よりも言葉の方が好きです。

子供の頃から本を読むのが大好きです。

音楽はというと、

学校の授業で習う曲が主でした。

そして英語は苦手です。

なので、歌詞から入れない洋楽は

あまり興味がありませんでした。

 

でも、アレクサ、

私のために選んでくれたんだよね?

もしかして、昨日の仕返し?

「わかりません。」って言いながら、

(でも、こういうのかけても

  どうせわからないんでしょ?)

って、思っていたの?

 

でも、嫌いじゃないよ。

自分では絶対選ばない、

存在すら知らない音楽を聴けるのも

アレクサのおかげです。


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アレクサ、昨日はごめんね。