コギオヤ diary

折り返しの人生模索中

私は黄門様

私は週に3日程、レジのパートに行っています。

先日、ちょっとしつこいお客様が来店されました。

ある商品を見せてほしいとのことで、ご案内したのですが、

「自分は、高級品を身につけている。それに値する商品でなければならない。前回もこの商品を買ったが、本来自分がほしい商品のレベルではない。なんと言っても、自分は、高級な人間であるのだから。この商品より、高級品はないのか?でも、これ以上のお金は、出したくない。」

と、延々とお話になるのです。
まあ、
自慢したいだけなので、
ひとしきり聞いてあげれば、
その商品を《しぶしぶ》買っていかれるだろうと、「はい、はい。」
と、お聞きしていました。


ところが、店長は、
私が絡まれていると思ったらしく、
さりげなく私と、お客様の間に立ちました。

「その商品は、それ1種類しかありません。」


なにそれ、店長、カッコいい。

まるで、水戸黄門様を庇う
助さん、格さんみたいじゃないですか!



ダダダーーーダーーと、東野英二郎さんの顔と、
登場の効果音が、浮かびました。

東野英二郎さん、誰も知らないのでしょうね。
……………………しょんぼり


私が、長く勤めたコンビニパートを辞めたのは、
お店や本部に、
従業員を守ろうという気持ちが
少ないことも理由のひとつでした。

お客様ファーストといえば、
聞こえはいいですが、
あまりにもご無理ごもっともが過ぎる様では、
自分達の首を絞めるばかりです。

コンビニ本部という、巨大企業に
1パートが、改革を迫れるはずもなく、
退職が、1番手っとり早い解決法でした。


そんな、心に傷を持つ私だったので、
今回の店長の行動は、
とてもうれしいものでした。
(店長、どこまでもついていきます!)

なんと言っても、黄門様ですからね。
「助さん、やってしまいなさい。」

あっ、ただしつこいだけのお客様を
やってしまうのは、やっぱりかわいそうです。

「助さん、もう良い、控えなさい。」

店長「はっ。」

なんちゃってー。




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羊になったポーちゃんです。
嫌そうな顔が、たまらなくかわいいです。