その日私は、
仕事をしながらも
妄想が爆発していました。
帰り道で、自転車を止め
子猫を抱き上げる私。
どうやって連れて帰ろうかな?
自転車のかごにおとなしく乗るかしら?
自転車は置いて、
とりあえず猫ちゃんだけ
連れて帰ろうかな?
自転車は後で取りに行けば良いか。
浦島太郎の様に 子猫を助ける私。
(実際には見捨てた)
子猫を飼う私。
子猫を抱く私。
ゴロゴロいう子猫。
私のお布団の中にいる子猫。
「ノミがいるぅー!」と、叫ぶ私。
しばらくはケージの中がいいかしら?
男の子かな?女の子かな?
女の子が良いなぁ。
内職に毛が付くとまずいんだよね。
まぉさんは気を付けてくれたけど、
他の仔には無理だよねぇー。
帰りに探してみよう。
あの子達が連れ歩かなければ
きっといるはず。
その日は仕事も手につかぬまま
あっという間に
過ぎていきました。