刺し子の風呂敷が出来上がりました。
大きさは、105㎝×105㎝
縦横それぞれ4等分して16分割し、ひとつおきに刺し子の模様を刺しています。
これは七宝という模様です。
そして、これが、変わり七宝です。
七宝というのは、仏教で大切とされる、七つの宝物のことです。
金、銀、瑠璃、水晶、真珠、珊瑚、めのう
そういえば、桃太郎や舌切り雀の絵本で
宝物のてっぺんに
珊瑚が描かれていたような記憶があります。
見返してみたら、
他の宝物も描かれているかもしれません。
でも、この模様は、
どちらかといえば、四角形、八角形です。
七の要素はないですよね。
そして、もうひとつ、七宝よりもいいもの。
と、言う意味があります。
金銀財宝よりもいいもの。
で思いだしたのが、
万葉の歌人、山上憶良です。
銀も金も玉も何せむに
まされる宝 子にしかめやも
(金銀財宝がなんになろうか?
子供こそが、宝物である。)
という歌を読んだ人です。
イクメンの走りの方です。
ぶっちぎりで、
周回どころか、
300周位先をいっています。
けれども、あの頃は、確か妻問婚、
子供は父親とは、同居していなかったはず。
口だけ男なのかもしれません。