三日ぶりに帰って来た、まぉさんの様子がおかしい事に気が付きました。
ねこベッドから出てきません。
あんなに不遜であった態度が影をひそめ、
弱々しく、世を恨み、人生を儚む、源氏物語の女性のように、横たわっています。
ご飯も食べず、猫じゃらしにも反応しません。
抱っこしても、すぐに降りて、ベッドに戻ってしまいます。
どうも、左足が痛いみたいです。はれている様にも思えます。
そりゃ~1.5階分の高さの屋根の上から飛び降りたのだから、足も痛めるでしょう。
早速病院へ連れて行きました。
「捻挫でしょう。」
と、いうことで、ちょっとひと安心。
まぉさんは、飲まず食わず、トイレにもいかないで、ただベッドに丸くなり、目を閉じています。
痛いとも言わず、助けてとも言わず、これが野生で生きていくということなのでしょう。
でもね、まぉさん、あなたはうちの子になったのだから、一人で耐えなくていいんだよ。
いよいよ、本人が行きたがるから。
とはいえ、外へ出すことはやめなければと思いました。
「自己責任だと思っています。」
そんなこと言わないで甘えて下さいね。