まおちゃんは、思った通り女の子だったので、
避妊手術は一泊入院でした。
夕方迎えに行くと、看護婦さんに抱かれて、
思ったより元気そうで安心しました。
「お利口でしたよー。
ご飯もちゃんと食べましたよー。
お代わりの催促もしました。」
「普通は、知らないところへ来て、寂しくて
ご飯ものどを通らないものではないのか?」
と、聞いても、
「だってまお、お腹すいたんだもん。
病院のご飯、美味しかったよ。」
と、お澄ましがお。
そのメンタルの強さは見習いたいです。
「頑張ったねー。痛かったねー。お家へ帰ろうね。」
感動しているのは私だけで、
まおちゃんはすずしい顔で、
「帰ってあげてもいいけど、
ここの子になっても、ぜんぜん平気。」
と、いった感じでいます。
私は、思わず、
「ちがうだろー、このはげー。」(何て古い)
お母さんの胸に顔を埋めて、
「会いたかったよー。痛かったの。
早くお家に連れて帰って。」
と、言うのが正解ですよねぇ。
息子ののりちゃんは
会社の健康診断で血圧が高いと言われるのですが、
家で測ると正常範囲。
白衣を見ると、緊張して、
血圧が上がってしまうのです。
のりちゃんにも
そのメンタル分けてあげて下さい。
やっぱりまおちゃんは《大物》です。