名実共にうちの子になったサビ猫まおちゃんに、大切な義務があります。
それは、避妊手術です。
不幸な赤ちゃんを産まさない為に、どうしてもする必要があります。
洗濯ネットに入れるといいと書いてあったので、入れると、古かったせいか一瞬で爪で切り裂いて出てきてしまいました。
けれども、ここには、スペシャリストKさんは、いません。捕獲を頼れる人はいないのです。
予約もしてあるので、どうしても自分で確保する必要があります。
必死に捕まえて、キャリーに入れました。
まおちゃんは、怒っています。
何度も捕まえられて、捨てられたことを覚えているのでしょう。
ものすごい目でにらんできます。
声も出せない位、怒っています。
心が折れそうです。これは本人のためでもあると、自分とまおちゃんに言い聞かせて、病院へ向かいます。
病院へ連れて行くと、なんと、子猫だと思っていた、まおちゃんは、
「子猫じゃあありませんね。 乳歯が1本もないので、1才は、過ぎていますね。」
えっ、まおちゃんは、子猫じゃあなく、おばさんだったってこと?
えーーーっ
だまされたわー。
体重 2.6キロと軽く、小さいので、てっきり子猫だと、思っていました。
なんと、したたかな《メギツネ》だったなんて。
ビックリ
もしかしたら、ここに来るのを あんなにいやがっていたのは、自分の年齢詐称が、ばれるのを恐れていたからかも………
一瞬でも、同情した私がバカでした。
《勝手に思い込んだんでしょ》