コギオヤ diary

折り返しの人生模索中

年寄りの病気自慢

若い頃には
「年寄りはなぜ、
 自分の病気自慢をするのだろう?」
と、不思議に思っていました。
それは嬉しそうにさえ見えて、
理解できませんでした。


今ならわかります。
年を取ると、体の不調が増えるのです。
その辛さは、家族でも、若い者には
わからないのです。
わかってもらえないのです。
私も、わかりませんでした。
わかろうともしませんでした。
若い頃は 自分のことで精一杯で、
他人を思いやる余裕はなかったのです。


悩みは誰かに聞いてもらうだけで、
半減するのです。
体の不調も、誰かに聞いてもらうだけで、
「一緒だよ。」
のひとことで、軽減するのです。
『一緒だよ。』
といえるのは、同年齢の人になります。
なので、年寄りは集まると病気の話をするのです。
聞いてもらえる喜びに
思わず声に力も入ります。


若者は、そんな年寄りを見て
(そんなに元気があるなら、
 病院は必要ないだろう。
 いや、せめて診察の順番を譲って欲しい。)
と、思うのです。
病院は、慢性疾患と急性疾患の
受付を分けた方が良いのかもしれません。


慢性疾患が増えつつある私は、
お年寄りに理解を示さなかった
過去の自分を反省しながら、
年寄りへの扉を開けつつあります。


長々と書きましたが、
「昨日から五十肩が痛い私を慰めて。」
と、言いたかっただけです。

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「お母さんには いつもポーちゃんがいますよ。」

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出来上がったマスク