今日は桃の節句です。
うちは、息子が二人ですし、私は経済的に慎ましい家庭で育ちましたので、お雛様を持っていません。
女の子が家にいないと、どうしても家庭に色彩が足りません。
洗濯物も持ち物も黒ばっかり。
おもちゃでさえ、踏むと痛いブロックやフィギュアです。
女の子が欲しかったなぁ。
ピアノを習わせて、フリルやレース、ピンクとギャザーで育てたかったなぁ。と、思うのです。
そんなことを話していたら、当時6~7才だった、次男のナッキが
「俺が、ピアノを習ってもいいよ。」
と、言ってくれたことを 思い出しました。
それが、ピアノの似合う、タキシード仮面様(古い!)みたいな子供ではなく、
野球と、かけっこの好きな典型的アウトドア人間の子でしたので、
親の気持ちを押し付けてはいけないと思い、習わせませんでした。
けれど、ナッキの気持ちが うれしく、申し訳なく思いました。
息子に向かって、女の子が欲しかったって言うのは、人格の全否定になりかねません。
そんな不出来な母親を許してくれて、なおかつピアノを習ってもいいよ。とまで言ってくれた、
ナッキ、ありがとう❗
歪まず育ってくれて、ありがとう‼️
ちなみに成長したナッキは、指も長く、ピアノもありだったなぁ。と、性懲りもなく、ひそかに思う母なのでした。