コギオヤ diary

折り返しの人生模索中

お昼寝中です お静かに

まぉさんが家に来て 11年になります。
家に来たときに
「1才はすぎています。」
との事だったので、この冬には、13才になります。

この頃、寝ている時間が長くなりました。
私がお仕立て物をしている隣で、
スースーと気持ちよさそうに
寝息を立てています。

不思議なもので、
編み物をしているときは、
膝に乗ってきたり、
膝で、寝たりするのに、
仕事をしているときは、
猫ベットで丸くなっています。

そういうところが、
サビ猫の 
『空気をよめる』
『頭が良い』
と、言われる所以かもしれません。


あと、心配なのは、
身繕いをしている時間が短くなったことです。
家へ来てすぐの頃には、
「『汚らわしい。』って、言われたの。」
と、母に言わしめたほど、
ちょっとでも、触られると、
その痕跡を消そうと、必死に体中をなめていました。

顔も頻繁に洗っていたのに
最近ではあまりみかけません。

そろそろ、蒸しタオルで拭いてやる時期が
きたのかもしれません。


押しかけ女房ならぬ
押しかけ猫のまぉさんを
大事にかわいがって、
1日でも長く
いっしょに暮らしていきたいと思っています。

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「お昼寝しているんだから、静かにしてよね。」
はい、ごめんなさい。
皆さんもお静かにお願いします。

サマーニット

5月からずっと取り組んできた
サマーニットがやっと出来上がりました。


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ダイヤピクシーの段染め糸を使いました。
編み物は普通、裾から編んでいって肩までの
前身頃と後ろ身頃、お袖を編んでから、
肩と脇、袖付けをはいで完成です。

この作品は、縦編みといって、
脇から脇まで縦に編んでいって
襟くりの浅い後ろ身頃と
襟くりの深い前身頃を合わせ、
肩と脇をはぐと出来上がりです。
面白いのは、
裾のギザギザの飾り編みは、
最後に編むのではなく、
身頃を編むときに一緒に編んでしまいます。

写真では、よく見えませんが
裾のギザギザの一辺に小さな粒々が
ピコピコピコッと付けてあって、
ピコット飾りというのですが、
そこが私のお気に入りです。

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「編み物をしている
お母さんのお膝はお昼寝にピッタリよ。」

お水は嫌いなのです

朝、夜の散歩のあと、
必ずポーちゃんの足を冷やしてあげています。

ところが、ポーちゃんはお水が嫌い。
冷たくて気持ちがいいとは思わないようです。
ただただ、お水で濡れたという
事実のみがあるようです。


バケツに汲んだ水の中に
まずは前足。とぽん。
しばらく冷やしてから、
次は後ろ足。
ピョンピョンはねて逃げ回るおしりを捕まえて、どぼん。


しばらく我慢させて、
手を緩めてあげると、
「隙あり!」
と、鎖いっぱいに避難します。
隙あり!じゃないから。
終了したんだからね。

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「お母さんに意地悪されました。」

昭和の歌

お裁縫の仕事をしながら、
YouTubeで 音楽を聴いています。

子供の頃から、聞きなれた歌謡曲
ゆずやコブクロといった平成の名曲。
懐かしい映画のBGM。

そういう曲のよいところは
単調な仕事をしているときは
楽しく聞き、時には一緒に歌う。

神経を使う部分では、
BGMになり、
耳から、頭から、消えてくれることです。


先日、面白い動画を見つけました。
さだまさしさん、谷村新司さん、南こうせつさんの
3人が、トークと歌の
コンサートをしているものです。

3人で代わる代わる思い出話をしたり、
自分の、他人の歌を歌っていました。

それが、仕事をしながら、
聞き流しているだけなのに、
持ち歌と歌い手が入れ替わっても、
誰が誰のなんと言う歌を歌っているのか
ちゃんとわかるのです。

ああ、この人の歌を
この人が歌うと、こんな感じになるんだ。

この歌は、やっぱり本人じゃないとね。
とか、考えながら聞いているのも楽しかったです。

あの時代の歌手はとっても歌が上手なので、
聞いていて、とても心地が良いし、
他人の歌でさえ とても上手です。
人が歌っていると、
コーラスまで入れてくれます。

そして、同じ時代に
歌と言う同じジャンルでの
プロフェッショナルとして、
お互いにリスペクトし合っていることが
伝わってきて、とても楽しいコンサートでした。

今の若い者は云々、
今の時代は云々と、
言うつもりはありませんが、
昭和の歌は、いいですね。


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「どこまで遡るのか、
ポーちゃん、心配しましたよ。」

ビバ! おばちゃん!!

年を取るのは嫌なものです。
体のあちこちにガタが来ますし、
若い頃は、もっとこう、
目もぱっちりとして可愛かった(はず)です。


では、おばさんになったら、
悪いことばかりかというと、そうでもありません。


昨日の記事で、
小学生だった私は、
人の揚げ足取りを卒業して、
人のいいところに目を向けるようになりました。
けれども、
それを伝えるすべはありませんでした。
という記事を書きました。

今、私は、(いいえ、だいぶ前から)
おばちゃんになって、最強になりました。
おばちゃんには、怖いものなどありません。
おばちゃんは、ニュースを見て怒り、
ドラマを見て泣き、3秒後には、笑います。


おばちゃんは、自由に生きられるのです!
ビバ!!おばちゃん!!


ということで、私は、
少しでもいいなと、思った事は、すぐに褒めます。
相手の容姿、声、スタイル、服装、持ち物、性格、雰囲気、行い、etc……
もちろん嘘はついてません。
いいなぁって思った時だけ
「いいですね。」
と、言うのですが、
相手がニッコリしてくだされば、
それでいいですし、
そこから、話が盛り上がり、
しばらく楽しくおしゃべりして……

ああ、おばちゃんで良かった!!


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お母さん、おばちゃんじゃない時って、あったの?

失礼な。お母さんだって、
もちろんうら若き乙女の時がありましたとも!

醜い言葉は醜い顔を作る

私は小学生の頃、
人の揚げ足を取るのが上手でした。
人の揚げ足を取ると、
まわりがわっとはやし立てます。
場が盛り上がって、みんなが笑顔になります。
(言われた本人以外は。)
子供だった私は、
誰かを傷つけて人気者になることの卑しさを
わかっていなかったのです。


そんなとき母に
「そんなことを言っているときの
あなたの顔はとても醜い。」
と、言われたのでした。

とてもショックでした。
大好きな母から、「醜い」と言われたのです。
私は、深く反省して、
揚げ足を思いついても、
言うのを我慢するように努めました。
我慢をしているうちに、
揚げ足がだんだん思い浮かばなくなりました。
打てば響くようだと
言われることもなくなりましたが、
惜しくはありませんでした。


反対にだんだん人の良いところが
目に付くようになったのです。
ところが、人を褒めると言うことは、
人をけなすより難しいのです。
人を褒めると言うことは、
どうしても上から目線になります。
基本、目上の人には出来ません。

年が近くても、
「何よ。偉そうに。」
と、かえって反感をかってしまったり、
ごまをすっていると思われたりしました。
私は、人の良いところをみつけても、
誰にも言わずに、
心にしまいこむようになりました。

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「人間って、大変なのね。」

おじさんはどこ?

連日暑さが続いていますが、
ここ2日ばかりは、
朝、散歩に行こうと戸を開けると、
スッと爽やかな空気に包まれます。
早起きしてよかったなぁ
と、思う瞬間です。


さて、ポーちゃんは、
いくつかのマイルールを持っていますが、
そのひとつに
『可愛がってくれた方を忘れない。』
と、いうものがあります。

ポーちゃんと歩く 散歩の途中に
Aさん宅があります。

ここのご夫婦は、
ポーちゃんが、うちに来た、
10年前から、顔を見たらいつも
声をかけてくださいます。

今日も通りかかると、
草むしりをしていた奥さまが、
わざわざ手を止め、手袋を外して
ポーちゃんをなぜなぜしてくださいました。

ところがポーちゃん、
それだけでは満足しません。
しきりに中に入ろうとします。

「あっ、ポーちゃん、ご主人を探しているのよ。」
ご主人は、この春、お亡くなりになったのですが、
いつも可愛がっていただいた事を
ポーちゃんは覚えているのです。


人は、体が死んだときではなく、
残された人の心から忘れ去られたときが
本当の死である。

と、なにかで読んだ事がありますが、

Aさん、
ポーちゃんの心の中にも、
あなたは生きています。
今年のお盆はあなたにとって初盆で、
さぞや、残してきた奥さまに会える事を
楽しみにしていらっしゃることでしょう。
お帰りの際には、
いつものようにポーちゃんにも
声をかけてやってくださいね。


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「最近おじさんを見かけません。
また、なぜなぜしてほしいなぁ。」

ポーちゃんの靴下

夕方の散歩は、
ポーちゃんの足が、熱いので、
しばらくはお休みと思っていましたが、


ポーちゃんは、
最近膀胱結石の摘出手術を
したばかりです。

膀胱結石が又できないように
水をたくさん飲んで、
おしっこをたくさん出す必要があります。
できれば、散歩の回数は減らしたくないのです。
で、靴下を履かせてみました。


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テーブルの足に履かせてあった靴下を
試しに履かせてみたら、ぴったりでした。
しかも、かわいいクロネコの柄です。

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よく、服を着せたら、固まって動かなくなった。
という犬さんの話を聞きますが、
さすがに靴下はいやがるかな?
と、思いましたが、
なんのなんの平気でした。

今度本当に
履かせて散歩に行ってみようかな?

伊吹山登山

今日、息子ののりちゃんと
伊吹山へ行ってきました。


ちょうどツベルクリンさんの
伊吹山のブログを拝見した日に
のりちゃんから
伊吹山に行かない?」
と、誘われたのでびっくりしました。
もちろん、
もう一度二人で読んで、
参考にさせていただきましたよ。


東海圏の方でないと
メジャーな山ではないのかもしれませんが
伊吹山(いぶきやま)は、
百人一首にも出てくるんですよ。


藤原実方朝臣の歌で

かくとだにえやは伊吹のさしも草
   さしも知らじな 燃ゆる思ひを


私の心は 伊吹山のさしも草のように
燃えていますが、打ち明けられません
         (言うとるがな)
この気持ちご存知ないでしょうね。
   (今、聞いたばっかりやがな。)

と、突っ込みどころ満点の歌です。
でも、歌人はすごいですよね。
歌よりも、説明がとっても長くなるほど
短い歌に意味をぎゅっと詰めこむんですよね。


朝、散歩しながら見てみると、
ちょっと山頂に雲がかかっているようでした。

「景色は見られないかもしれないよ。」
と言いつつ
凍らせたアクエリアスとお茶、
お弁当は、途中で買うことにして、出発!


なんと九合目まで車で行けるので、
天気を見ながら、当日決定で、
気軽にハイキング気分で行くことが出来ます。


頂上までは、40分と、書いてありました。
登山道の両脇は一面草原が広がっています。

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ハイジとヤギが出てきそうですが、
登山道からはみ出して歩くことは
禁止されています。
ヤギはいなさそうですが、
鹿はいるみたいです。
でも、植物を守るために
鹿も立ち入り禁止です。

景色を見ながら、ゆっくり登ったので、
大変なこともなく、頂上につきました。
凍らせたアクエリアスを手に持っていたので、
体を冷やしながら歩けたのが、
楽に登れた勝因かもしれません。
アクエリアスは、
ボディが少し細いので持ちやすく
首や脇に当てやすく
気持ちよかったので、これからは
アクエリアスを私の御用達にしたいと思います。

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これは『シモツケソウ』
バラ目 バラ科の花ですが、
小さい花が集まってぽやぽやとした、
かわいらしい花でした。
群生していました。

頂上は、時折涼しい風が吹いて、
みんなが口々に涼しい~と言っていました。

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景色を見ながらおにぎりを食べ
頂上を散策してから
下山の途につきました。

救急車と遠吠え

犬にとって、救急車のサイレンは
緊急事態を知らせるトーンなのだと思います。


先代犬の黒ちゃんも救急車のサイレンが聞こえると
熱心に遠吠えしていました。


ポーちゃんはというと、
うちに来て1年ほどは救急車が通っても
全然反応しないでダラーッと寝転んだままでした。
ところが1年を過ぎた頃、
『はっ!』
と、犬の本能に目覚めたのです。

はじめは、
「咳かな?」
と、思うような、
カフカフ……カフカフ……』
という声で、どこか悪いのかと心配しましたが、
今では上手に
『ポーー!ポーー!』
と、遠吠え出来るようになりました。


散歩の途中で救急車に行き逢った時には、
音が聞こえてきた時点で、
立ち止まって救急車を待ち構えます。
そして、1番近づいた頃、
満を持して鳴くのです。
熱心に
『ポーー!』
と。あんまり真剣なので、
ポーに突っ込むことも出来ません。


でも、私は見てしまったのです。
昨日、熱中症の患者が多かったのか、
救急車が朝から何台も通りました。
その度に、鳴いてはいたのですが、
なんとポーちゃん、寝転んだまま
頭だけあげて、鳴いていたのです。
それは違うやろう!

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「あ、見てたの?」