コギオヤ diary

折り返しの人生模索中

醜い言葉は醜い顔を作る

私は小学生の頃、
人の揚げ足を取るのが上手でした。
人の揚げ足を取ると、
まわりがわっとはやし立てます。
場が盛り上がって、みんなが笑顔になります。
(言われた本人以外は。)
子供だった私は、
誰かを傷つけて人気者になることの卑しさを
わかっていなかったのです。


そんなとき母に
「そんなことを言っているときの
あなたの顔はとても醜い。」
と、言われたのでした。

とてもショックでした。
大好きな母から、「醜い」と言われたのです。
私は、深く反省して、
揚げ足を思いついても、
言うのを我慢するように努めました。
我慢をしているうちに、
揚げ足がだんだん思い浮かばなくなりました。
打てば響くようだと
言われることもなくなりましたが、
惜しくはありませんでした。


反対にだんだん人の良いところが
目に付くようになったのです。
ところが、人を褒めると言うことは、
人をけなすより難しいのです。
人を褒めると言うことは、
どうしても上から目線になります。
基本、目上の人には出来ません。

年が近くても、
「何よ。偉そうに。」
と、かえって反感をかってしまったり、
ごまをすっていると思われたりしました。
私は、人の良いところをみつけても、
誰にも言わずに、
心にしまいこむようになりました。

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「人間って、大変なのね。」