コギオヤ diary

折り返しの人生模索中

地球の滅亡

私がまだ、幼かった頃、
近所のお友達のお兄ちゃんに

「いつか、太陽が爆発して、
地球は滅亡して、みんな死ぬのだ。」
と、教えられました。

地球が滅亡する。
わずか5才にして、
こんな悲惨な未来を突き付けられた私。

地球が滅亡するって、
どうなるのだろう?

彼はどのように滅亡するかは
教えてくれませんでした。

自分が死ぬ存在だということに
初めて気付いた瞬間でもありました。

死ぬのは、痛いのかな。
苦しいのかな?
死んだら、お母さんと別れて
ひとりぼっちになるのかな?

昼間は忘れていても、
布団にはいると
いつか訪れる地球の滅亡が
頭から離れなくて、
眠れない夜が続きました。

とうとう母に
「どうしたの?眠れないの?」
と訊かれ、
『死んでひとりぼっちになるのが怖い』
事を打ち明けました。

母は
「みっちが生きている間に
太陽は爆発しない。」
と、確約してくれて、
私の眠れない夜が終わりました。



そのお兄ちゃんというのは、
以前私に進化論を
教えてくれたお兄ちゃんでもあります。
4つほど年上で、
ほとんど遊んでもらった思い出も
ないのですが、
この2つの思い出だけは
今もはっきりと覚えています。



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「お母さんがどこへ行こうと
ポーちゃんが一緒に行ってあげますよ。」
ポーちゃん、ありがとうね。