養老寺の後
大菩提寺に行きました。
大菩提寺にも、山門はなく、
境内に桜が満開でした。
山門で一礼して、
神聖な場所との区切りを付けるのですが、
区切りが曖昧で、
道から少し入ったところで
頭を下げました。
すると、境内の桜が私に向かって
ハラハラと降りかかってきました。
今日は仏様がいらっしゃるんだな。
と、思いました。
本堂も桜の中にありました。
本尊は飛鳥時代に作られた聖観世音菩薩。
とても美しいご本尊さんでした。
天井の飾り(?)も、とてもきれいでした。
お参りさせていただいている間に
住職さんが見えて、
御朱印をいただきました。
「午前中留守にしていて、
今帰ってきた所なんです。」
と、おっしゃり、
やっぱりあの桜吹雪は
吉兆だったのね。と思いました。
住職は、今はこのお寺の臨済宗だけれども、
実家は私と同じ浄土真宗で
子供の頃は「帰命無量……」で育ったそうです。
「元は同じ1人の仏様、
お釈迦様ですから、
どんな宗派でも良いんですよ。」
と、教えていただきました。
またひとつ、わだかまりが無くなりました。