自転車で買い物に行く途中で まだらちゃんに良く似たネコを見かけました。
黒と灰色、薄茶が複雑に混ざりあった、独特の模様です。でも、少しだけこちらのネコの方が全体的に薄い色合いでした。
思わずブレーキをかけると、そのネコはこちらへ駆け寄って来ました。
拾ってあげられない私は、ネコをさわる権利はありません。
ネコに(拾って貰えるかも)と、期待を持たせる事は、酷です。すでに少し期待させてしまいました。
私は、急いでペダルを踏みました。後ろ髪が抜けてしまうほど引かれながら。
ネコの方も、名残惜しげにわたしの事を見送っていました。
野良猫の寿命は3~4年という話を思い出しながら、つらい気持ちでそのネコの視線を振り切って帰りました。
そのネコが飼い猫であることを願いながら。