コギオヤ diary

折り返しの人生模索中

松本城へ

息子ののりちゃん夫婦に誘われて

長野県に行ってきました。

朝、六時に家を出て、

高速道路で一路長野を目指します。

四時間以上かかって

やっと、まず松本城に着きました。


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松本城は国宝に認められている

五つの城のうちの一つで、

黒い板壁が凛々しくて

とても立派なお城です。

明治維新で、殆どのお城が

廃止、取り壊しになった時、

どのお城も存続を懸けて

試行錯誤しました。

松本城は博覧会会場として

開かれたお城をアピールすることによって

取り壊しを免れました。

けれども、すぐにでも改修工事が

必用になるほど老朽化も進んでおり、

存続を勝ち取ったのは

かなりの労苦があったことでしょう。

その苦労があったからこそ

今、私たちはこれらのお城を

見ることが出来るんですね。

先人に感謝しかありません。

 

お昼は美味しいお蕎麦をいただいて、

午後にはリンゴ狩りに行きました。


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あいにく雨がひどくなって、

いくつか採らせていただいて、

お持ち帰りとなりました。

大きくて赤いリンゴを採って大満足でした。


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「なっ?来てよかったやろ?」

と、のりちゃんもニッコニコ。

今日も円満なみっち家でした。

コスモス畑

 

「この間、テレビでやってたんだけど

 中曽根町に休耕田でコスモス畑を作っている

 らしいんだけど行かない?」

「行く行く。いつにする?」

 

姉に誘われて、岐阜県大垣市にある、

コスモス畑に行ってきました。

「どの辺かなぁ?」

「中曽根公園のそばだって言ってたから、

 神社の南じゃない?」

「あの、お寿司屋さんの角を曲がればいいよ。」

姉とは六十年の付き合いですから、

ツーと言えばカー。

気負いも遠慮もなく付き合えます。


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田んぼ一枚がコスモス畑になっていました。

「きれいだね。」

「本当にきれいだね。」

「この濃いピンクかわいいよね。」

「私は中心が濃くなっているのが好きだわ。」


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「欲しい人はハサミを持ってきたら

 五本まで貰っていいんだって。

 私、ハサミ、持ってきた。」

ということで、お土産に五本いただきました。


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帰りの車のなかで、

しんなりうつ向いてしまって、

もうダメかな?と、思いましたが、

水切りをしたら、生き返って良かったぁ。

 

姉と楽しいひとときを過ごすことが出来ました。

 

 

東光寺

私のお遍路西美濃編 16 東光寺

東光寺は伝教大師最澄

自刻の薬師如来を祀ったのが始まりと伝えられています。

本尊の薬師如来は、乳薬師と呼ばれていて、

お参りをすると

母乳が良く出るといわれています。


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田んぼは稲刈りが始まっていました。

今年は台風らしい台風もなく

きっと豊作です。

 

緩やかな坂を登りきったところに

山門がありました。
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山門の扉の押さえに使われていた

ふくぶくしい仏様。

境内には羅漢象があちこちにありました。


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かわいらしい本堂。


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「良かったらお持ちになってください。」と、

いただいたのは『子宝弁慶草』。

ちょっと肉厚の葉っぱで、

葉っぱの縁にレースの様に

子供が出来ているのがすごくかわいい❗

それが落ちて自然に根付くのだそうです。

とても縁起の良い植物で大事にしたいです。

 

 

月桂院

私のお遍路西美濃編17 月桂院

月桂院は

稲葉吉通という武将の妻の家でしたが

妻の死後、冥福を祈る場所として、

お寺にしました。

稲葉氏は斎藤道三に仕える等

美濃(岐阜)にとって

とてもゆかりの深い一族です。

 

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妻を弔うためにたてたお寺のせいか

他のお寺とは少し違った趣です。

 


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本堂に飾ってあった油絵『阿修羅像』。

あっ、この絵には覚えがあります。

この絵を書いたのは

私の中学一年生の時の恩師です。

思わぬ再会に

思わず歓声をあげてしまいましたが

誰もいなかったのでセーフでした。

 


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帰りに見た河川敷の

彼岸花がとてもきれいでした。

一心寺

私のお遍路西美濃編 15 一心寺

はや10月になり、

過ごしやすいお天気が続いています。

夏の間自粛していた

『私のお遍路』も、再開。

今日は『一心寺』へ行きました。


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一心寺は小さい山の中腹にあり、

途中の道は両側に竹が繁り、

涼しくて落ち着いた気持ちの良い道でした。
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しばらくすると今度は杉の林です。

下枝が払ってあって、良く手入れされた林でした。


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展望台に出てしまいました。

美しい観音様が

人間界を見下ろしていらっしゃいました。

少し戻って細い脇道に入ったところが一心寺です。

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本堂は朱塗りの美しいお堂でした。

無住のお寺ということでしたが、

お世話をしてくださる方がいらっしゃるのでしょう、

荒れた感じはありませんでした。

 

 

欲しいけれど

最近、YouTubeを見ていると

『ダイヤモンドアート』の製作動画が

良く出てきます。

 

なになに、面白そうやーん。

あのチミチミした作業は

めっちゃ心引かれます。

 

先日同僚と話していて、

「家の子供が百円均一で

 買ったのをやってたよー。」と。

調べてみると、小学生でもできそうな

かわいい絵柄の単純なものです。

これでもいいわ!

とにかくやってみたい私は、

セリ○へと向かったのでした。

 

そして、手に入れたのがこちら


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中にはビーズと台紙、

ペンとペン先に付けるジェル、

ビーズを拡げるお皿が入っていました。

 

夫に夕御飯をパパパと作って、

早速始めました。

1ミリほどのちっちゃなビーズを

1粒ずつ指定された場所に貼っていきます。

台紙は粘着シートになっているので、

載せていくだけなので簡単です。

でも、これがなかなか面白い。


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1時間程で完成しました。

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ついつい2つ目もやってしまいました。

なかなかはまります。

出来上がったものは

台紙をはがすとシールになっています。

うーん、もっと大きい複雑なのをやりたい。

調べてみると、値段もお手頃です。

 

でも、チミチミと枠を埋めていくこの作業、

クロスステッチと同じなんですよね。

 

今年の5月に勤めていた手芸用品店を辞めた時

社員割引がきくうちにと

これから1生分のクロスステッチキットを

買ったのです。

これを仕上げてしまわない限り

類似品を買うわけにはいきません。

 

あぁ、やりたい。

でも、買えない。

自分の性格が恨めしい。

 

 

 

 

 

行く?行かない?

息子ののりちゃんに

「今度、リンゴ狩りに行こう。」

と、誘われました。

先日もぶどう狩りにも誘ってくれましたが、

「いいよ。ふたりで行っておいで。」

と、遠慮しました。

お嫁さんのひなちゃんにしたら、

姑に気を遣いながらのおでかけより、

ふたりだけの方が良いに決まっています。

 

でも、のりちゃんが、

「まず松本城に行ってから

 リンゴ狩りに行くつもりなんや。」

と、言います。

 

先日、姫路城と、犬山城へ行った私。

滋賀県にある彦根城には

何回か行ったことがあります。

国宝のお城、5つのうちの3ヶ所に行って、

松本城に行けば4ヶ所、後は松江城だけです。

松江城島根県なので、

行くのはちょっと難しいかもしれませんが、

願いは願えば叶うもの。

松本城松江城』と願うより、

松江城松江城松江城……』

と、念じていた方が

叶う率が上がるような気がします。

……やっぱ行きたいかも……。


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ぶどう狩りのお土産。

 

 

 

 

帰路

私のお遍路番外編13

善南寺を出た私は、

すぐ南にある池田の道の駅を通って

トンネルをくぐり、

青墓へ出るルートで、

帰ることにしました。

 

息子ののりちゃんと帰るときは、

車であっという間ですが、

私の愛車 電動自転車のみっち号を

走らせていると、

 

どんどん山へと入っていきます。

こんな寂しい道だっけ?


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ドキドキしながら走っていくと、

トンネルに出ました。


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車で通る時は、あっという間に入り、

あっという間に出口に着きますが、

中は真っ暗、ちょっと恐いなぁ。

幸い歩道があるので、

交通事故への恐怖はありません。

 

青墓に出ると、

今度は車線も歩道も無くなるので、

また違う恐さがあります。


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けれども緑はとてもきれいだし、

下り坂なので

みっち号は、快調に走ります。

途中、『芭蕉の句碑』と、

書いた看板がありましたが、

近くに句碑はなく、

道が危ないので、

うろうろするわけにもいかず

残念です。


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今日のお土産は

池田の道の駅で買ったバウムクーヘン

2つ買ってのりちゃん夫婦とシェアしました。

 

 



 

善南寺

私のお遍路西美濃編 14 善南寺

善南寺は先ほど参った善学院から

西へ4~5キロ行った

池田山の山裾にあります。

立派な門がありました。


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正面に本堂。


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「お参りをしたい方は上がってください」

と、張り紙がしてあり、

ありがたく上がらせて頂くことにしました。

 


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ゆっくり参らせていただけました。

 

本堂内に

西美濃33霊場すべての

観音様の写真と仏画が掲げられており、

思わず本堂が開いてなくて、

今までお逢いできなかった

観音様を探しました。

いつもは見せていただけなかったり、

暗いし、黒いし、遠いので、

良く見えない観音様が

彩色の仏画で見られて

とても楽しかったです。

当然なのですが

同じものはひとつもなく、

お顔や、ポーズ、11面や千手

台座や後輪、宝冠や、ネックレス等の飾り。

それぞれが どれも個性的で独特でした。


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本堂の正面に立ち、見上げると

立派な龍が彫ってありました。

両脇には象が。

大きな牙で鼻を上げ虚勢を張っていますが、

小さいお手々が

ちょっとユーモラスでかわいく見えました。

 

夜叉ヶ池

私のお遍路番外編 12

神護寺善学院の

元となるお寺は

安八太夫安次という人が

娘の病気平癒を最澄に願い

叶えられたので、

お寺を寄進した事から

始まりました。

 

ところで、この娘さんは名前を

『夜叉姫』と、言います。

そして、この頃、弘任の大早魃があり、

郡司だった父親は大変心を痛めていました。

ある日道端にいた小さな蛇に

「もし雨を降らせてくれたなら、

  私の娘をやろう。」

と、言ったところ、

小さな蛇は龍神でその晩

大雨が降り、

龍神は夢枕で約束の履行を迫りました。

父親が娘たちに事情を話すと

夜叉姫が「私が行きましょう。」

と、言ってくれたのです。

夜叉姫は若者に姿を変えた龍神と、

揖斐川の上流に旅立ちました。

何日かして、

父親が揖斐川の上流にある池を尋ねると

龍になった娘が姿を現し

「このような姿になったからには

  二度と人の前に現れる事は出来ません。」

と、言って姿を消したそうです。

その池は夜叉ケ池と、名付けられ、

今もそこにあります。

 

このような、

『自己犠牲』『人柱』的なお話は

全国各地にありますが、

私はいつも思います。

もし自分ならとても出来ないと。


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ここは夜叉ケ池ではありませんが

こんなところかなと、思いました。