コギオヤ diary

折り返しの人生模索中

今年の夏も暑いです

気持ちの良い初夏の午後。

私は階下で仕事をしていました。

 

シュー、シューと

二階から掃除機の音が聞こえています。

掃除機をかけているのは多分

息子ののりちゃんです。

のりちゃんが結婚してもうすぐ一年になります。

ふたりはとても仲が良くて

いかにも新婚さん、ほほえましく感じます。

のりちゃんがお休みの日は

ふたりで家事をして、

ふたりで買い物に行き

ふたりでご飯を作っているようです。

 

「家事はみっちの仕事だから…」

と、言われた自分の時と比べると

とてもうらやましく思います。

ふたりで家事をしようなんて

思ったこともありません。

手伝って欲しいなぁと、

思うこともありましたが、

自分がやるのが当たり前だと思っていました。

 

「その家の身上は 嬶が持つ。」

娘の頃よく母に言われました。

『その家が栄えるかどうかは嫁にかかっている。』

という意味で、

だから、あなたたち(姉と私)はしっかりしなさい。

家事と育児をしっかりやり、

旦那さんをしっかり働かせて、

倹約してお金をため……

というわけです。

 

その、

旦那さんをしっかり働かせて、は、

旦那さんを《外で》しっかり働かせて、

という意味で、

家では美味しいものを食べさせて、

ゆっくり休ませて、

また、明日仕事に行ってもらう。

と、いうことです。

 

そう、私は、戦後の高度成長時代の

良妻賢母のしつけを受けたのです。

そして、いつもなにかが違う

と、感じながら生活をしてきました。

この歳になってから

やり直すことも出来ませんが、

のりちゃん夫婦を見ていると

こういう夫婦のあり方があったんだ。

と、新鮮な驚きと、

ほのぼのとしたあたたかさを感じます。

 

お嫁さんのひなちゃんに感謝。

彼女なら、

優しいけれど、ちょっと頼りないのりちゃんを

上手に働かせて(家でも外でも)

このみっち家を盛り立ていってくれることでしょう。


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夕べのお裾分けのタコスです。

「ふたりで作りました。」

とのことです。

今年も暑い夏になりそうです。