コギオヤ diary

折り返しの人生模索中

一宿一飯の恩義

私がネコを飼うようになってから十年になります。

私は、もともと百パーセントの犬派でした。

考えたり、迷ったりすることなく、

「犬派です。」

と、答えられました。

ところが、今は、

「別に、どちらか決めなくてもいいんじゃない?」

答えることが難しい質問になりました。

それは、まぉさんの律儀さと、甘え上手のせいです。

この、十年私は、(家族も)一度もひっかかれたことがありません。

他のネコ飼いさんの傷跡を見るたびに思います。

それは、まぉさんの一宿一飯の恩義なのです。



はじめの頃、まぉさんは、だっこが嫌いでした。

自分から、膝に乗ることはありましたが、抱っこ、特にたて抱っこは嫌いでした。

自然界にはない角度なのかも知れません。

でも、顔の近くで抱っこしたいじゃないですか?

時々抱っこするのですが、まぉさんは、逆らいません。


ですが、

「でた、まぉさんの一点見つめ。」

と、ナッキが名付けた表情は、いかにも

「私は我慢しています。」

と、いった顔です。


で、少しすると、逃げ出すのですが、そんなときも、絶対爪はたてない、

仁義に厚いまぉさんなのです。

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