コギオヤ diary

折り返しの人生模索中

小さな幸せ

まぉさんは夜、横を向いて寝る私の
懐に入り込み、腕枕で寝ます。
起きている間はゴロゴロと喉をならし、
寝ている今も軽くゴロゴロとイビキとも
寝息ともつかぬ音をたてています。

もし私が何も意識しないで寝返りをうったりしたら、
骨折をしたり、ひどいときには
死んでしまったりするでしょう。
それくらいネコと言うものは、
小さくて、壊れやすい生き物です。


今、この寝息を聞きながら思い出すのは
初めての子供、のりちゃんを
こんな風に抱いて寝ていた時の事です。

のりちゃんは冬生まれ
一緒に寝ていると、暖かくてかわいくて幸せで、
夜中に目覚めると、寝息を確認して、
小さなおててやあんよを触ったり、
そっと抱きしめたりしました。

この子は私がいないと生きてはいけない。
私の扱いひとつで、命を落とすこともある。
その責任の重さに 圧倒される夜もありました。


次男のナッキがうまれたときには、
年子の子育てが、たいへんで、
そんなことを感じている暇も
なかったように思います。


それでも子供は
すくすくと育ちます。


我が家の赤ちゃんも、
すくすくと育ち
今では、私の方が、気遣われています。


そして私は今、
自分の時間で生きる自由を手に入れました。
長い間家族に尽くしたご褒美の自由です。
まぉさんの寝息を聞きながら
とても幸せだなと思うのです。

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「私のおかげね。」