物事を円滑に進めるために
根回しをすることは
日本人なら当然のことです。
私はお遍路さんに行くに当たって、
早めに息子ののりちゃんに
近い未来にお遍路さんに行きたいと
報告することにしました。
老いにさしかかった母親が突然
お遍路に行きたいと言い出したら
普通の子供なら当然心配するでしょう。
昔はお遍路は死を覚悟した旅でした。
不治の病を抱えた人を
無理やり旅立たせたりする事もありました。
(四国の方たちも良い迷惑だった事でしょう。)
私は『仕事を辞めたら』と
インターバルを置くことによって、
頭からの反対を防ぐことにしました。
のりちゃんの反応は
「良いんじゃない？
おかんは今まで旅行とか
全然してないから少しは遊んだら？」
お遍路の厳しさを知らないのりちゃんは
ただのお寺巡りと思ったようです。
でも、
『良いんじゃない？』
いただきました。
まだ、どうなるかはわからないけれど、
家族の反対で断念することはありません。
のりちゃんの良いところは
その後直ぐにお遍路に付いて調べ
私が何をしたがっているのか
理解しようとしてくれることです。
30分も経たない内に
いろんなツアーや旅行会社のアドレスが
メールされてきました。
愛情の反対は無関心
といいます。
私はその情報よりも
私に向けてくれる関心を
とてもうれしいと思いました。
ソメイヨシノも良いけれど
この色の濃い早咲きの桜も大好きです。
