コギオヤ diary

折り返しの人生模索中

コーギーのしっぽ

散歩をしていると、

「その犬は尻尾がないの?」

と、聞かれることがままあります。

 

「そうなんですよ。

  コーギーは、尻尾がないのです。」

「最初からないの?」

「いいえ、キツネのような

  ふっさりした尻尾があるのですが、

  赤ちゃんの時に切ってしまうのです。」

 

ポーちゃんは、

捨て子なので、多分ですが、

ウェルシュコーギー ペンブロークです。

原産は、イギリスのウェールズ地方。

牛や羊を追う畜産犬です。

 

シェトランドシープドッグが、

周りからにらみをきかせて

羊をまとめるのとは違い、

 

牛や羊と、一緒に走りながら、

群れを誘導するため、

牛や羊のお腹の下を潜れる様に

体高を低く(足を短く)改良し、

尻尾を踏まれて、引き裂かれてしまい

大怪我をするのを予防するために、

また、英国で犬の尻尾に税金が

かけられていた時代があったりして、

赤ちゃんのうちに

あらかじめ切っていたのだそうです。

 

けれど今は、ヨーロッパでは、

動物愛護の観点から、

コーギーの断尾は禁止されているそうです。

 

日本のコーギーは、

牛や羊を見たことのない犬の方が、

多いのになぜ、尻尾を切るのでしょうか?

 

それは、ただ、他の犬と違って

尻尾のないお尻がかわいい。

というだけなのです。

尻尾があると、商品価値が下がる為、

(生きている命を商品呼ばわりなんてひどい)

尻尾のあるコーギーが欲しいときは

予約すると、

切らずにおいてくれるのですが

『尻尾を残した個体は返品不可』

等の条件があるそうです。

尻尾があっても無くても、

自分の家の子なら、

無条件でかわいいものですけどね。

 


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「尻尾を切るのは痛かったですよ。」

そうだよね。トラウマだよね。