コギオヤ diary

折り返しの人生模索中

ヨーゼフの母性

アルプスの少女ハイジに出てくるセントバーナードのヨーゼフは 名前からして、オスなのでしょう。そして、あのまったり感からすると、かなりの高齢犬なのでしょう。


一方ハイジはと言うと、両親をなくし、口うるさい叔母に育てられ、会ったこともない、パッと見怖そうなおじいさんに預けられます。


アニメでは、元気そうに見えますが、二度の遺棄にハイジの心は傷ついているはずです。
そんなハイジを優しく受け止め、癒してくれるのがヨーゼフではないでしょうか。そんなところが、私にはおじいちゃんの優しさより、母親の包容力を感じさせます。


ただそこにいる。自分のすべてを受け入れてくれる。それは、ハイジだけではなく、子供だけではなく、現代人のすべてが欲しているものではないでしょうか。


きっと、私が犬に求めているものも、その部分が大きいように思います。子供の頃飼っていた犬にもらった、100%の信頼、愛情、共感。それは私の人格形成に大きな役割をはたしてくれました。


犬にもらったものは多く、これから期待するものも多い私ですが、人生折り返しの今、私は犬に何をしてあげられるのでしょうか。