コギオヤ diary

折り返しの人生模索中

チョビ

猫を(犬でも)病院に連れていくと、

まず、問診票に、

名前を記入しなければなりません。

 

1週間前に、

「うちの子になりなされ!」

と、拉致し洗面所で洗っているときに

「今なら病院やってるよ。

 行くなら、乗せて行ってあげるよ。」

と、息子ののりちゃんが、言ってくれたので、

急きょ名前が必要になりました。

車のなかでのりちゃんに

「名前は決めたの?」

「まだ。」

「候補はあるの?」

「まだ。」

「マズルに斑があるから、

 チョビなんてどうかな?って、

 ひなちゃん(彼の嫁)と話してたんだ。」

 

と、言うので、問診票には

「チョビ(仮)」と、書きました。

 

本当は「チャム」にしようかなぁ?

呼ぶたび気恥ずかしいかなぁ。

と、思っていたのですが、

もし……

 

もし、私が先に逝った時、

後を頼むのはのりちゃん夫婦です。

少しでもこの子に愛着を持って欲しいのです。

 

それに

あれから1週間2人は毎日

チョビに会いに私の部屋を訪れます。

そして、

私が迷っているのに気が付いているのでしょう。

「チョビ」と、呼ばずに遠慮しています。

その心遣いがうれしくて、

私は心からあなたに命名するよ。

「チョビ、あなたの名前はチョビですよ。」


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「何でもいいけどね。」