コギオヤ diary

折り返しの人生模索中

牛乳消費のお願い

学校がお休みなので、

給食用の牛乳が余っているので、

消費を呼びかけています。

 

子供の頃、

私は牛乳が好きでしたが、

我が家は経済的に恵まれていなかったので、

なかなか買っては貰えませんでした。

 

姉は扁桃腺が弱く

よく熱を出しました。

母は姉に少しでも喉に通りやすく

栄養のあるものとして、

牛乳とヨーグルトを買いました。

牛乳屋さんへお使いに行くのは

私の仕事でした。

 

牛乳屋さんまでは2〜300メートルですが、

途中には墓地がありました。

4〜7才の子供だった私にとって

お墓はとても怖い所でした。

 

そして牛乳屋さんには、

怖いおじさんがいたのです。

近所の男の子たちの間で

有名なそのおじさんは、

『大きな声で怒鳴ったり、

 追いかけてきたり、

 つばを吐きかけてくる』

そうでした。

私のお使いはドキドキでした。

 

けれども、何度もお使いに行った中で、

そのおじさんに遭遇したことも

何回かありますが、

なぜか私には

ひどいことなどいっさいせず、

優しいおじさんでした。

1度などは頭を撫ぜられさえしました。

 

そしてミッションをクリアした私は

元気なのに牛乳と、

ヨーグルトを食べられるのでした。

姉さんには申し訳ないけれど、

姉さんが熱を出して、

「牛乳を買ってきて。」

と、母に言われるとうれしかったです。

 

今でも牛乳は好きでよく飲むので、

この年にして骨密度は良好です。

 


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「ポーちゃんも牛乳飲みたいです。」