コギオヤ diary

折り返しの人生模索中

捨て犬

私が子供の頃は、年に2~3度は捨て犬に出会ったものでした。

学校の帰り道、箱に入った仔犬を見つけて、家に連れて帰りました。
「拾った場所に戻して来なさい」
と、母に叱られて泣きながら捨てに行きました。
別れることが出来なくて、このまま家出しようかと思ったりしました。
結局、暗くなると、いつまでも外にいられなくて、仔犬を振り切って帰るのでした。(そんな思いまでして帰ったのに、帰りが遅いと叱られました)

それ以来、私は捨て犬に近寄らないようにしました。仔犬が可愛ければ可愛いほど別れは辛くなるからです。
飼ってあげられないならば、はじめから、近寄らない方がダメージは少ないでしょ。


今は、捨て犬を見かけることもなくなりました。犬の為にも、泣いていたあの日の私の為にも、良い事だと思います。