コギオヤ diary

折り返しの人生模索中

はちとジョン

子供の頃、祖父の家に、二匹の犬がいました。名前は<はち>と<ジョン>。

どちらかが天国に召され、しばらくは<はち>だけ。または<ジョン>だけ。そして新しい犬が来るとやっぱり <はち>と<ジョン>。理由を訊いても明確な答えは得られませんでした。単に面倒臭かったのかもしれません。

祖父の家は、田舎で 山も近いせいか、猟犬のような、スリムで足の長い精悍な犬ばかりでした。

祖父は山歩きや、山畑へ犬を連れて行きました。猿やいのししよけにしていたそうです。昔の犬は、生活になくてはならないものでした。危険もあったでしょうが、当時の犬の方が 今より楽しかったかもしれません。