コギオヤ diary

折り返しの人生模索中

なっきとポーちゃん

久しぶりに帰ってきたなっき。

「ポーちゃん、帰ってきたよ。」

ポーちゃんは、

ちょっと警戒しています。

なぜられてはいますが、

さわられるのを

我慢しているようにも見えます。

 

「どうしたの? 忘れちゃったの?

  全然笑ってくれないね。」

「目もあまり見えていないし、

  耳も遠くなったの。」

「だいぶ久しぶりだからね。

  この人誰?って、思ってるのかな?」

「この人、凄く馴れ馴れしいなぁ。

  って、思っているみたいだね。」

 

しばらくして、

やっとなっきの事を思い出したのか、

腰が引けていたポーちゃんが、

なっきに寄り添い、

撫でられるのを楽しんでいるような

態度に変わりました。

「やっと思いだしたの?

  笑ってくれたね。

  次はもっと早めに帰ってくるね。」

 

「でも、毛並みは良いし、白髪もないね。

  痩せてないし、まだまだ大丈夫だよ。」

私に、そして、自分に

言い聞かせるように言いました。

 


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「近いうちにまた来るわ。」

と、立ち上がったなっきに、

「もう、終りですか?」

と、目で訴えるポーちゃん。

なでなでのおかわりをしてもらって、

でも、いつまでも名残惜しそうに

していました。