寒い日がまだ時折ありますが、
春は確実に近付いています。
近付いたでしょ。
ポーちゃんと歩く散歩道に
菜の花が咲きました。
この菜の花は作っているわけではなく
こぼれ種で、
田んぼのあちこちに毎年咲くのです。
水仙は球根で、
道と田んぼの境目に生えますが、
菜の花は１年草で、
毎年種から生えます。
去年の種がこぼれ、
土の中で、休眠につきます。
その間に田んぼは田植えをして、
稲が育ち、稲刈りをします。
冬の間田んぼは休ませてありますが、
その時に、ちょうどいい深さにあった種が、
芽を出し、成長することが出来るのです。
ここまでにどんな試練が
菜の花にあったでしょうか？
蕾の時、お浸しにして
食べられてしまったかも。
蝶々の幼虫も菜の花が大好きです。
花の時、観賞用に摘まれてしまった
仲間もいるでしょう。
種になってからも、
鳥に食べられたり。
そして、稲作のために
耕したり、水をいれたり、
思わぬ深いところへ押し込められてしまった
仲間もいたことでしょう。
そんな試練を乗り越えて
咲いている菜の花は、
文字通り『勝ち組』だと思います。
