稲刈りの終わったたんぼには、
かわいいインディアンのテント、
ティピーのような、藁塚が出来ました。
昔は、藁で、縄をなったり、
筵を作ったりしたので、
藁を乾かすためにこのような塚が
よく作られていました。
もっともっとたくさんの藁で、
背よりも大きな塚が
いくつも作られていました。
お転婆だった私は、
この塚に
登っては、滑り降り、
登っては、滑り降り、
滑り台遊びをして、
塚をメチャメチャにしてしまい、
家に苦情が入った事がありました。
あの時の田んぼのおじさん、
ごめんなさい。
いまは、稲を刈りながら、
細かく裁断して、そのまま田んぼに
撒いておき、鋤きこんで
肥料にしてしまうことが多くなり、
このような塚を見ることは
少なくなりました。
久しぶりにこの塚を見て、
幼い頃を思い出しました。
「お母さん、悪い子だったの?」
叱られてからは、一度もやってないよ。