先日、ポーちゃんと散歩をしていると、
道端にタコさんウインナーが落ちていました。
ナッキは小さい頃、保育園が嫌いでした。
「赤ちゃんばっかりでつまらない。」
と言うのです。
6月生まれで、体も大きく、
お兄ちゃんを見ていて、すっかり
自分も大きいお兄ちゃんのつもりでいるナッキは
同じクラスのお友だちが、
赤ちゃんに見えたようです。
保育園に行くのを渋るナッキと、
よく公園経由で、登園しました。
池のコイにパンの耳をあげたり、
アヒルの数を数えたり。
でも、いつもなら、楽しい公園も
この後保育園かと思うと
楽しさも半減というのが、
見てとれてこちらもつらくなりました。
そんなときに、このウインナーを見つけました。
「ナッキ、ナッキ、来てごらん。
タコさんウインナーが落ちてるよ。
誰がお弁当から、落としたんだろうね?」
ナッキは目を丸くして、
「なんで、落としちゃったんだろう?
ふたがきちんとはまってなかったのかな?」
と、本気で心配しているので、
「ナッキ、これは、ザクロっていうんだよ。
これが大きくなると食べられるんだよ。
でも、タコさんウインナーにそっくりだね。」
「うん、そっくりだね。
これ、保育園に、持っていっていい?」
「友達に見せるんだ。」
と、その日は元気に登園していきました。
あの頃は、大変だったなぁ。
でも、楽しかったなぁ。
今、大変の最中のみなさん、
何年かしたら、いい思い出になります。
がんばれ!