コギオヤ diary

折り返しの人生模索中

宝延寺

私のお遍路西美濃編 10 宝延寺


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田植え真っ盛りの海津町

自転車で気持ちよく走ります。

この辺は海抜が低く

昔から水害に苦しめられてきました。

なので、個人の家でも石垣を組み、

地面を高くして家を建てます。

 

順調に宝延寺に着きました。
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宝延寺のご本尊は千手観音。
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のはずですが、

厨子が閉まっていて中は見えません。

千手観音は大切な寺宝なので

しまってあるのかもしれません。

宝延寺は無住のお寺なので、

お伺いできる人もなく残念です。

 

ここでは御朱印

セルフサービスになっていました。

先ず墨書の判子を押し、

その後で朱印を自分で押すのです。

御朱印代 300円」

と、書いてありました。

 

目の前で墨跡黒々と

書いていただいても300円、

書いて置いてあるのを

ペラッと一枚いただいても300円、

判子を自分で

ポンポンッて押しても300円。

なんか納得いかない気持ちになるのは、

まだ私の修行が

足りないせいでしょうか?

 

特にここでは、着いたときから

本堂の奥の方で、

なにやらお寺に似つかわしくない

音楽が流れ、

無住といいながらも、

人の気配がします。

私が本堂を出て

靴を履いている背中で

戸を開け閉めする音も聞こえました。

まるで私が何か悪いことをしていないか

確認されたように感じて

とてもイヤな気持ちになりました。

 

全国のお寺では、

仏像の盗難もおきていますし、

確認は仕方のないことかも知れませんが、

私が本堂を出るのを息をころして伺い

『何か盗られてないかな?』

と、確認するくらいなら、

本堂まで出て来て、

たとえ内心では

仏像が盗られない様に見張っていたとしても

表向き世間話でもしてくれれば良いのに。

と、感じてしまった出来事でした。


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宝延寺には岐阜県最古の

『宝篋印塔』があります。

この仏塔は

供養、墓碑塔として作られる塔ですが、

内に経典を納め、

回りに多くの如来様が

集まると言われています。

 

とても立派な仏塔でしたが、

私の心が穏やかでなかったので、

残念でした。