コギオヤ diary

折り返しの人生模索中

オンリーワンプリンセス

保健所から、ウエルッシュコーギーペンブロークのコーちゃんをうちの子にしましたが、一人だけ、反対意見を表明しているものがおります。


それは、半年前に野良猫から、我が家のオンリーワンプリンセス就任を自認する、サビ猫まぉさんです。

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どうみてもプリンセスと言う顔ではありませんが、本人はその気です。
なので、まぉさんは怒っています。

プリンセスの座を誰かと分かち合うつもりは毛ほどもありません。あんなに毛が生えているのに。

「お母さんは、私だけをかわいがってくれるって約束したよね!」
「……してないよね。」
「したわ!絶対にしたわ!」
目を三角にして怒っています。

私がコーちゃんのお世話をしたり、かわいがったりしていると、背中に視線を感じます。

振り返ると、ドアの隙間から、片目だけ出して家政婦の市田悦子さんのようにこちらを見ているまぉさんがいます。

怖いです。怖すぎます。

目が合うなんて生易しいものではなく、ねめつけて来るのです。

怨念どろどろ。猫は、三代祟る。と、言いますが、なるほど頷けます。

でも、愛ゆえの焼きもちと思うと、いっそうかわいく感じられ、怒っている様もかわいいです。

「なあに、まぉさん見てたのぉ? 抱っこしてあげるよぉ。 おいで。」

と、言いましたが、まぉさんは目を三角にしたまま去って行ってしまいました。

元野良猫だったまぉさんは、愛を求める気持ちが人一倍(猫一倍)強いのかもしれません。




私は、生涯初の三角関係。私のモテ期キタ━(゚∀゚)━!。

しかし、まぉさんの心中はそんな生易しいものではなかったのです。
なんと、まぉさんは三日間もハンガーストライキを決行したのでした。もちろん呼んでもしかとです。
抱き上げても、スッとすり抜けてどこかへいってしまいます。


三日間かけて、まぉさんはコーちゃんがうちの子になったことは認められるようになりました。ご飯も食べるようになりました。

でも、仲良くするつもりはないようです。

カーテンの隙間から、今もコーちゃんの事をねめつけています。